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【鍼灸コラム】浮く野菜・沈む野菜と浮物通し

今年の夏も暑くなると予想されておりますが、身体の調子はいかがでしょうか?
現在、夏休みの方も多いかと思いますが、私の学生時代を思い出すと、小学生の頃、夏休みの自由研究に追われていた思い出があります。

そこで今回は当時、自由研究のテーマにもした「浮く野菜・沈む野菜」と
野菜や果物などに鍼を刺す「浮物通し」を紹介したいと思います。

〇浮く野菜・沈む野菜
突然ですが、どうして浮く野菜と沈む野菜があるのでしょうか?
諸説あると思いますが、地面の上で育つ野菜は水に浮いて、地面の中で育つ野菜は沈むと言われています。
かぼちゃは、野菜の中でも重たいので沈むと思われがちですが、地上で育つ野菜だから水に浮きます👀
一方、かぼちゃより軽いじゃがいもは地面の中で育つので沈みます。
これは、地面で育つ野菜が、雨が降ってぬかるんだ時に地上へと浮いて枯れてしまわないよう進化したのではないかと言われています。

〇浮物通し
鍼の練習法の一つで、浮物通し(うきものどおし)と呼ばれる練習法があります。
その他にも、伝統的な鍼の練習方法として、板などに刺入する堅物通し(かたものどうし)、
犬や猫に気づかれないよう鍼を刺す生物通し(いきものどうし)などもあります。
今回は浮物通しと呼ばれる練習方法をご紹介します!
浮物通しとは、洗面器やバケツなどに水を入れ、浮かべた野菜や果物に鍼を刺すのですが、
力加減が難しく、野菜や果物が回転したり、水がこぼれてしまいます💦
水をこぼさずに刺入するのが目標ですが、これがなかなか難しいです!
写真ではピーマンに鍼を刺していますがフワフワと動いてしまいます。
鍼を刺す瞬間を切皮(せっぴ)と言いますが、野菜が動かないように、刺す方と逆の手で掴みます。
これを押手(おしで)といいます。
さて、実際に鍼を刺していくと、表面の皮から肉、そして空洞になる感覚が鍼を通して良く分かりました。

先日のオープンキャンパスにご参加いただいたみなさんには
浮きもの通し体験していただきましたがいかがでしたでしょうか?
またオープンキャンパス等で体験できる場を設置したいと思いますので、ぜひご参加ください😊

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