「たかが捻挫」はもう古い!~放置してはいけない足関節捻挫の落とし穴~
皆さん、こんにちは!
日本総合医療専門学校柔道整復学科の森です!
まだまだ暑い日が続いていますが、気温が落ち着いてきたらたくさん体を動かしたいですね。皆さんは、部活動や体育の授業で、足首を捻ってしまったことはありませんか?「少し痛いけど、歩けるから大丈夫」と、そのまま練習や試合を続けてしまった経験がある人もいるかもしれません。
しかし、その「たかが捻挫」と軽視する行動が、将来的に長く続く痛みの原因になることがあるのです。今回は、足関節捻挫を放置することで引き起こされる「足根洞症候群」についてお話しします。
足根洞症候群とは?
足根洞(そっこんどう)とは、足首の外側、くるぶしの少し前にある小さな空間です。この中には、痛みなどを感知するための重要な神経があります。
足関節を捻挫した後、適切な処置をせずに放置してしまうと、傷ついた組織が線維化して硬くなったり、炎症を引き起こしたりします。その結果、以下のような症状が慢性的に現れることがあります。
・くるぶしの前や奥がズキズキ痛む
・でこぼこ道や坂道で特に痛む
・足首が不安定に感じる
これらの症状は、捻挫の痛みとは違い、一度治っても痛みが再発しやすいのが特徴です。
ただの治療で終わらない、それが柔整師の仕事!
柔道整復師は、患者さん一人ひとりの目線に立ち、痛みの原因を丁寧に探ります。単に「捻挫だから固定しましょう」で終わることはありません。
なぜ、この捻挫を放っておいてはいけないのか?
将来、どのような痛みにつながる可能性があるのか?
私たちは、そうした皆さんの「なぜ?」に答えながら、症状やライフスタイルに合わせた最適な治療法を一緒に考え、提供します。
単なる「捻挫の治療」ではなく、その後の皆さんの健康な毎日を守るためのアドバイスをすること。これが、柔道整復師という仕事の最大の魅力です。皆さんが安心してスポーツや学業に打ち込めるよう、私たちはいつでも皆さんに寄り添います。
「捻挫くらい…」と安易に考えず、少しでも不安を感じたら、ぜひ接骨院・整骨院の柔道整復師にご相談ください。早期に適切な処置を受けることが、将来の足の健康を守る第一歩です。